コンセントプラグ交換で断線寸前の電源コードを修理

DIY
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電源コードがコンセントプラグ付近で断線しかかっています。

コードの曲がる向きによっては電気が通りません。この状態で使うと発火や感電の危険があるので修理しました。

断線している部分の手前で切断して、新しい電源プラグに付け替えます。

(当たり前ですが、必ずコンセントから抜いて作業しましょう。電気が通っていると危険です。)

使用した部品

丸型圧着端子(R1.25-4)と、

パナソニックのコンセントプラグ、「ベター小型キャップ 平型コード用 WH4415」を使用(コードの形状に合わせてプラグを選択します)。どちらもホームセンターで百円ちょっとで買えました(2019年12月時点)。

プラグの色は、ホワイト、ブラック、グレーがありました。
パナソニック ベター小型キャップ 平形コード用 グレー パック商品 WH4415HP


コードをカット

断線している部分より手前で切りました。

ケーブルカッターを使いましたが、ニッパーやペンチなどでも切れます。

被覆を剥く

剥く前にまずニッパーで切れ目を入れ、線を両側に分割します。

ワイヤストリッパーがあれば簡単なのですが、持っていないのでカッターで剥きました。中の線を傷つけないように注意。

剥いた所の写真を撮り忘れました。丸型圧着端子をためしにはめてみた所。

丸型圧着端子を圧着

剥いた線をそのままプラグのネジに巻きつけ固定する方法もありますが、今回は丸型圧着端子を使用。

今回買ったパナのプラグに使えるサイズは、R1.25-4です。

約1mmはみ出した状態で圧着します。

圧着工具の話

最初は電工ペンチで圧着したのですが、なんだか浅い感じに。

単純な機構の電工ペンチで裸圧着端子をしっかり圧着するのは、困難だと感じました。サイズが合っていても、相当強い力で握らないといけません。

電工ペンチには握る力を補助するようなメカニズムが無く、ただ挟むだけなので、とにかく強い力が必要。

筋力に自身がある人ならいいかもしれませんが、普通はメカが入っているタイプの圧着工具を使ったほうがいいと思います。あまり力を入れなくても深く圧着が可能です。

↓上の赤いのが電工ペンチで、下のオレンジが圧着工具です。電工ペンチはハサミのような単純な構造なので力が要ります。

輸入品を購入

専用の圧着工具が便利とはいえ、国内有名メーカーの製品はけっこう高価。安いものでも4000円くらいはします。

使用頻度の低い工具に高いお金を払うのもあれなので、輸入品を買って使用しました。

IWISSという海外メーカーのJIS準拠品(認証品ではない)「IWS-16」を約2200円で購入。なお、汎用タイプHS-16は約1400円とさらに安かったです(2019年12月15日時点)


数回しか使っていないので耐久性は分かりませんが、特に問題なく使えました。スムーズに動くし、あまり力を入れなくてもしっかり圧着できます。

ただ挟むだけの電工ペンチとは違います。

お金に余裕がある場合は国産(ホーザンなど)が安心ですが、たまにDIYで使う程度ならこれでも十分だと思いました。

本体に取り付け

圧着が完了した丸型圧着端子を、プラグ本体にしっかりネジ止めします。

フタをしてネジ止めしたら完成。

フタをしっかり押さえつけつつネジ止めします。

フタに付いている突起でガッチリとコードを挟み込む形になり、簡単に引っこ抜けないようになっています。(ただしコードを持って抜き差しするのはNG)

おわりに

今回は3台分のコンセントプラグを交換しました。長年抜き差しを繰り返すと、どうしてもプラグ根本部分のコードは劣化してしまいますね。

そのままで使うのは危険。問題が起こる前に交換できてよかったです。

おことわり

正しい情報を提供できるよう心がけてはいますが、あくまで素人の作業記録です。作業手順や内容の正確性は保証できません。

また、圧着やネジ止めの不良により、発熱・発火等が生じるおそれがあります。

この記事を見て作業をされる場合は、自己責任でお願いします。

 

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