アース線付き2ピンコンセントプラグを、3ピンプラグに変換する「逆接地アダプター」を使用してみた感想です。
筆者の使っているノートパソコンのACアダプターのプラグ部分は、こんな形(↓)。
2ピンのプラグに加えアースの線が付いています。
一方、家の壁のコンセントは3つ口。アースはあるものの、端子をネジ止めするタイプではありません。
(参考写真↓ 電気工事士試験の練習に使った器具を撮りました。)
仕方がないので、これまではアース線をつながずに使っていました。それでも特に問題は発生しなかったのですが、本来は繋いだほうがいいみたいです。
せっかく接地極付きのコンセントなのだから、つながないのはもったいない気もします。
漏電時の感電防止以外だけでなくノイズ軽減効果もあると聞いたので、この機会に変換コネクタを買ってみました。
変換コネクタ
アース付き3ピンのプラグを2ピン+アース線にする変換コネクタは普通に売っているのですが、逆タイプは少々珍しいようです。
(↓通常タイプの変換コネクタ。なんかのPCについていたやつ)
中規模のホームセンターと家電量販店にはなかったので、ネットで買うしかないかな?と思ったのですが、大きめのホームセンターに行ったら置いてありました。
こんなの(↓)値段は800円くらいでした(2019年8月27日時点)。
Amazon:ELPA 逆接地アダプター 2P+アース→設置2P #2966H
使い方ですが、2ピンのプラグを普通に差し込み、アース線のクワ型端子をネジ止めするだけでOK。
これで、3つ口のコンセントでもアースに接続できます。
ノートPCを動かしてみる
アースに接続してノートPCを起動してみると、イヤホンで音を聞いた時のノイズが減っているような気がしました。
時々していたブツブツ音がしなくなったように思います。ただし、あくまで体感なので本当にアースの効果なのかは分かりません。
元からノイズ対策がしっかりなされているPCを使っている場合は、変化がないかもしれませんね。
また、アースにつながっている他の機器がノイズ源になっている場合など、条件によっては逆に悪化するリスクもあります。
そういった感じで必ず効果があるとは言えませんが、機器をコンセントにつないで使用する際のノイズが気になる場合には試してみる価値はあるかも。
とはいえ、コンセントがアース対応でなければ接続しようがないのが残念です。アース付きコンセントが普及すればいいんですが、現状では水回りぐらいですよね(感電防止のみ)。
PCのアース線は、接続しないと即問題が発生するようなものではないですが、メーカーがわざわざコストを掛けて付けているものなので、可能であれば接続したいです。
確率が低いとはいえ、いざという時には意味がありますし、もしかするとノイズ軽減の効果が体感できるかもしれません。
これから家を建てる予定の方は、PCを使う部屋にアース付きコンセントを検討してみてはどうでしょうか。
同様の製品はパナソニックからも出ています。
(2022/11/09 追記:ノイズ軽減効果はあくまで体感で、真実かどうか定かではないため、本文の表現を修正しました)